「定刻となりましたので、ただいまから○○会を始めます。」という司会者の声を合図に、会議は台本どおりに始まります。
問題は、その先の「議事」。
議長「ただいま説明のありました議案第○号○○について、何かご異議はありますか」
−会場より「異議なし」の声−
というのが台本のセリフ。大事な会議なのだから、簡単にはすまないだろう、きっといろいろ意見が出るだろう、と皆さんは思うでしょう。あろうことことか、 それが全部「異議なし」で済んでしまうのです。
何の発言もなく議事が終わっても、「本日は熱心なご審議をいただき、ありがとうございました。」と、議長が最後に台本どおりのセリフを言って、会議は終わります。
ところで、意見は本当にないのかというと、やっぱりあるのです。意見が出そうなものは、出席する人たちにお伺いを立てておいて、修正を重ねて、全員に了解をもらって会議に出す。ですから、本番(?)の会議で勝手に異議を唱えると、「会議の円滑な運営」を妨げたと言われます。
程度の違いはありますが、お役所系の会議は、そんなやり方がまだまだ残っています。国会だって同じです。本当の話し合いは族議員が支配する与党の会議でやっていて、国会は多数決でお墨付きをもらうだけの場所。
だから、党で「了承」された郵政民営化法案に反対した自民党議員は、処罰されるんですね。
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