本屋で『地球の歩き方』シリーズがズラッと並んだ書棚を前にして、自分の知らない国を探して、ネパールに行くことにした、というのが最初の旅。それ以来、いつもそんな調子で目的地を決めています。
世界地図を開いて、行ってみたい国に目星をつけてから、ガイドブックにあたったりもする。そこで初めて「へぇ〜こんな国なんだ」と感心しています。
それから、現地に到着してから「しまった」と思うことも、たまにある。現地語以外まったく通じなかったり、空気が薄かったりした時がそうかな(笑)。
いくつか候補地を選んだら、事前の予防接種(黄熱病、破傷風、狂犬病など)は必要か、治安は安定しているか、日本からのフライトの頻度などを考えて絞っていく。そうやって見ていくと、10日間くらいの夏休みで行ける国は意外に限られてくるんですね。
ウズベキスタンは結局ビザが下りなくて行けなかったし、パキスタンは航空券が取れなくて行けなかった。去年は、西インドのアーメダバード行きの飛行機が、一月前に突然キャンセルになって断念しました。
中には、前から憧れていて、ついに旅をした国もあります。長谷川如是閑が『倫敦!倫敦?』で描いたロンドンの今の姿を、じっくり堪能した
ロンドンの旅。旅人なら誰でも憧れるインドの大地を、鉄道の車窓から眺めてきた旅。そういう旅も想い出になりますよね。
僕にとって、旅は見聞を広めるためのものです。未知の国に行くのだから、旅先では思い通りに行かないことばかり。でも、異文化の中で、その不自由を乗り越えるのは貴重な経験だと思う。だから、旅行中のアクシデントを楽しむ気持ちを大切にしています。
その国を旅していることじたい、すでにアクシデントなのだから。
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