メコン河の河口に近いベトナムの港町ミトー。
町一番のにぎわいを見せる市場を、売り手のおばちゃんたちに声をかけながら歩く。
泥色の水を漫々と湛えて海へ流れ込むメコン河は、そこに住む人々へ大きな恵みをもたらす。
見たこともない巨大な魚、エビ、カニ、貝の、あまりに豊富なのに驚いたり。活きたカエルの胴体をはさみでちょん切って(!)いるのを目の当たりにして面食らったり。
それを売るおばちゃんたちの威勢の良い声を聞いていると、言葉が通じないことも忘れてつい話しかけてしまう。それにとびきりの笑顔で応えてくれるのが、また何とも気持ちがいい。
庶民の台所は、旅人にとってはいつも魅力的な場所だ。
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