この黄色い液体は何だろう…。
宿に帰る途中のみすぼらしい売店で、使い古しのペットボトルに入っていたモノ。埃をかぶったミネラルウォーターやジュースと一緒に、店先に並んでいるたのを、いつも不思議に眺めていた。
その正体は…

何とガソリン!
そういえば、今までの旅でもこんな光景を見たことがあった。自動車の燃料補給は、なにもガソリンスタンドだけでやるのではない。アジア、中東の国々では、こうして町中の小さな売店で詰めることも、ままあるのだ。
昔ながらのよろず屋がまだまだ残る国。そこには、決まって人間臭さが濃厚に残っている。旅はその“臭い”を嗅ぎに行くことでもある。
「よし、これで大丈夫。気をつけて走るのよ!」
ガソリンを満タンにしたトゥトゥクが、再びアンコールへと走り出す。
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