世界最高峰からの眺めがどんなものか、下界の人間にとっては想像するしかありません。それを、70歳を過ぎてから2回も体験しに行ってしまうところが、偉大な冒険家たるゆえんです。
僕もそれくらいの意気込みで海外ひとり旅に行ったのだけれど(笑)、結局ネパールでは、3泊4日で登ったゴレパニの丘から、ダウラギリとマチャプチャレを見るのみ。
そんなトレッキングで、息も絶え絶え足もふらふらでは、最高峰へのアタックなんて到底望めません。
ネパール側からチョモランマを目指すには、カトマンズから3400メートルのナムチェ・バザールまで飛んで、日数をかけて高度順化をしながら、ゆっくりとベースキャンプまで到達。そこから、天候をうかがって、頂点を目指します。
と、まあ一口に言ってしまうのは簡単。
けれど、もちろん体力的にはかなり過酷なはずです。7年前、ボリビアの旅で標高4000メートルのポトシを訪れた時、酸素がうすいことがどれだけキツイかを思い知らされました。まして、それ以上の標高の山道を荷物を背負って登っていくなんて・・・。
キツイ思いをしたその先にこそ、旅人の目指すべき絶景が広がっているのだけどね。それが分かっただけでも、幸せ者だと思わなければなりません。
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