シェムリアップで泊まった宿の隣で、新築工事をしていた。素朴な工事風景に、古き良きアジアの雰囲気を感じる。すさまじい経済発展のさなかにあるアジアにあって、カンボジアは発展の緒についたばかり。旅人の勝手な言い分だけれど、こんな光景には安堵感をおぼえてしまう。
90年代前半まで内線に明け暮れていたカンボジアは、まだまだ復興の道の半ば。国内くまなく自由に旅ができない環境で、世界中から観光客が押し寄せるシェムリアップは別天地だが、それでもタイやベトナムなどと比べると、発展前夜の雰囲気が漂っている。
飛行機でこの町へやって来ると、丈の低い緑に赤土の道が延びる大地を見下ろすことができる。シェムリアップから一歩外へ出ると、まだまだこんな風景が広がっているのか、と思う。
この国は、そう遠くない将来すさまじいスピードで発展していくだろう。次に来るときにどんな姿になっているのか、楽しみである。
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