築地でセリを見る
2005.10.04 Tuesday
早朝の5時半、ズラリと並んだマグロを前に、築地市場名物のセリが始まった。
セリ人が、台の上で手にした鐘を鳴らすと、鮮度チェックをしていた仲買人がその周りを囲む。台上のセリ人が、駄々をコネた子供みたいな身振りで一番から順にセリ上げる、仲買人は手やりと呼ばれるサインを送って値を伝える、と、いつの間にか1番のマグロはあっという間にセリ落とされて、続いて2番、3番とまたたく間に買い手が決まっていく。
セリ人が、台の上で手にした鐘を鳴らすと、鮮度チェックをしていた仲買人がその周りを囲む。台上のセリ人が、駄々をコネた子供みたいな身振りで一番から順にセリ上げる、仲買人は手やりと呼ばれるサインを送って値を伝える、と、いつの間にか1番のマグロはあっという間にセリ落とされて、続いて2番、3番とまたたく間に買い手が決まっていく。
セリ人と仲買人のやりとりには独特のリズムがあって、日本の魚市場の歴史そのものが、目の前で踊っているようだ。 セリ人が話す言語はいわゆる築地語で、素人には、誰が何番のマグロを幾らで買ったのか、ということさえ分からない。
一本のマグロのセリに要する時間は10秒から15秒くらい。加えて1キロ当たりの値段で取引されるのが決まりだから、果たしてそのマグロが一匹で幾らなのかは、ますます分からない。
2001年正月の初セリで、220キロのクロマグロが、キロ当たり10万円すなわち2200万円でセリ落とされたことがあった。日本のマグロ狂を世界に伝えた出来事だが、バブルの時代には一匹500万、600万ということも珍しくなかったらしい。
すると、今僕の目の前に並ぶ40匹ほどのマグロは、庭つきの豪邸が建てられくらいの値打ちがある。
今の東京で“アジア”を感じる場所はそう多くないが、世界中から毎朝大量のマグロが押し寄せる築地のセリ場には、今日もアジアの熱気が満ちている。
一本のマグロのセリに要する時間は10秒から15秒くらい。加えて1キロ当たりの値段で取引されるのが決まりだから、果たしてそのマグロが一匹で幾らなのかは、ますます分からない。
2001年正月の初セリで、220キロのクロマグロが、キロ当たり10万円すなわち2200万円でセリ落とされたことがあった。日本のマグロ狂を世界に伝えた出来事だが、バブルの時代には一匹500万、600万ということも珍しくなかったらしい。
すると、今僕の目の前に並ぶ40匹ほどのマグロは、庭つきの豪邸が建てられくらいの値打ちがある。
今の東京で“アジア”を感じる場所はそう多くないが、世界中から毎朝大量のマグロが押し寄せる築地のセリ場には、今日もアジアの熱気が満ちている。
Comments