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司馬遼太郎『世に棲む日々』

「動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし」と謳われた高杉晋作。
長州藩で騎兵隊を創った、幕末の英雄です。
散切り髪のブッキラ棒な顔をした写真が今に伝わる人物。
司馬遼太郎に『世に棲む日々』という作品があって、
この高杉と、松下村塾の吉田松蔭を描いています。
たった140〜150年くらい前の話なのに、
幕末の人物と現代の日本人にはあまりの違いがある。
司馬作品を読むと、それにいつも驚きます。

そもそも志を遂げるための覚悟がケタ外れ。
『世に棲む日々』には、ここで上手くいかなかったら
殺される(死ぬ)だろうという場面が目白押しです。
吉田松蔭は、実際そのために処刑されてしまう。
そんな幕末の有名無名の志士たちが、
明治維新の大事業を成し遂げたのです。

初めて海外に1人で旅に出かけた時、
自分では相当の覚悟をしたつもりでした。
幕末の志士ほどではないけれど、
覚悟を決めて行動したことは、のちのち貴重な財産になるように思います。
覚悟することから逃げないこと。
それを心がけたいものです。
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