1.KL403便ダマスカス行き
2006.02.22 Wednesday
訳あってほとんど寝られずに飛行機に乗り込んで、11時間余のフライトの後に降り立った場所の時間が午後の3時をまわったばかりという時の心持ちというのは、何だか妙なものだ。しかも欧州先進国の国際空港だけあって、その規模たるや実に広大。僕のようなバックパッカー風情には右も左も分からぬ有様で、ようやくチェックインカウンターでダマスカス行きのチケットを手にした頃には息も絶え絶え。ついにはそばにあったカフェのソファーにへたり込んでしまった。
憧れのアラビアはいまだ蜃気楼のもやの内にもうろうたるのみで、その姿かたちは判然とわからない。しかも、出発ゲートに行けば少しはアラビア風に出くわすかと思えば大間違い。D47番ゲートにいたのは半分以上が欧米人で、アラビア人は所々に座っているのを見るばかりだ。ちなみに日本人は僕以外には夫婦連れとビジネスマン風の2人組みの計4人である。
D47番ゲートの全員が機内に入ってみたら、座席は6割も埋まらないような不景気だった。150人乗りくらいの中型の機材とはいえ、毎日こんな調子なら赤字路線は確実だ。
もっともこの不景気は、最近のパレスチナ紛争の激化を反映した結果かもしれない。昨年9月のニューヨークにおけるテロ事件以来、アラビア方面の旅行客は激減したとも聞いている。そう言えば、シリア・ヨルダンに行くという僕に、職場の同僚は皆血迷ったかと言わんばかりの反応を示したものだ。
本当のアラビアを目にするには、あくまでも現地に降り立つ必要があるようだ。やむなくんば、この静かな飛行機の中で、2時間後に迫った到着を待つより外はない。
D47番ゲートの全員が機内に入ってみたら、座席は6割も埋まらないような不景気だった。150人乗りくらいの中型の機材とはいえ、毎日こんな調子なら赤字路線は確実だ。
もっともこの不景気は、最近のパレスチナ紛争の激化を反映した結果かもしれない。昨年9月のニューヨークにおけるテロ事件以来、アラビア方面の旅行客は激減したとも聞いている。そう言えば、シリア・ヨルダンに行くという僕に、職場の同僚は皆血迷ったかと言わんばかりの反応を示したものだ。
本当のアラビアを目にするには、あくまでも現地に降り立つ必要があるようだ。やむなくんば、この静かな飛行機の中で、2時間後に迫った到着を待つより外はない。
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