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「アラビアのロレンス」活躍の舞台

 シリア、ヨルダンという国にはなじみがなくとも、「アラビアのロレンス」を知る人は意外に多いんじゃないでしょうか。前回のアラビア紀行「砂漠の道」に書いた英国軍人。第1次大戦時、アラビアを舞台に活躍した伝説の人物です。
 巨匠D・リーン監督の映画『アラビアのロレンス』(原題:『LAWRENCE OF ARABIA』1962年英国 アカデミー賞7部門受賞)は、映画ファンなら誰でも知る名作中の名作です。ロレンス役に抜擢されたピーター・オトゥールは、この作品で一躍スターに。トルコ軍が占領する港町アカバを、ロレンス率いるアラブ軍のラクダ部隊が急襲するシーンは映画史に残る名場面と言われています。

 シリア・ヨルダンと言えば「アラビアのロレンス」活躍の舞台だというので、僕は旅に出る前この作品をもう一度観ていきました。全編にわたって砂漠を印象的に撮った映画で、主役はロレンスではなくて砂漠だという人もいるくらい。
 陽炎に揺れる砂漠の彼方からラクダに乗ったロレンスが現れる場面、猛烈な砂嵐、砂漠に昇る太陽は、スクリーンで観たらきっと感動するでしょう。

 さて、ロレンスが本当にアラブの自由と独立のために戦ったのか、それとも英国植民地支配の手先に過ぎなかったのかは、今ではよくわからない。膨大な研究があって、映画を観たくらいでこの問題を論じる資格はありません。とにかく、謎に包まれた人物ということは言えそうですが…。

 でも、今を遡ること90年前、この地でロレンスがアラブ人とともに戦ったのは確かなことだと、アンマンからペトラに向かうバスの車窓から、僕は砂色の景色を眺めたのです。そして歴史物語の舞台になった場所を、自分の目で見ることができたことに感動したのです。
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