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はみ出し者の笑顔

 旅をしていると、いろんな出会いがあります。その中でもひときわ印象に残っている旅人、それは卒業旅行でアジア周遊の旅に出かけた時、バンコクのカオサン・ストリートで出会ったヒロキさん。国境を越えること50回以上、旅を続けること2年以上という「さすらいの旅人」と出会い、飲み明かした翌日、僕はこんな旅行紀を書きました・・・
「はみ出し者の笑顔」

 僕のような1ヶ月程度のバックパッカーからすれば、2年以上も旅を続けた時の心持ちというのは、ちょっと想像がつきかねる。1ヶ月間の旅は長いようだが、旅人の基準からいうと短期決戦で、最長記録を更新中の僕の旅などは、学生の卒業旅行たるを免れない。

 ひとまずバンコクを離れることになる僕を、ヒロキさんが晩餐に誘ってくれた。そこで聞いた話が、バックパッカーのはしくれの僕には、すこぶる楽しいものだった。

 ヒロキさんは大学を卒業後、商社に勤務したが1年で退社。青年海外協力隊の隊員として南米に渡る。したがって、スペイン語は英語以上に話せるらしい。日本へ帰国してからは定職に就こうという気はなく、300万円の資金を持って海外へ出た。
 はじめアメリカに飛んで南下を開始。中南米をバイクで1週した後ヨーロッパへ飛ぶ。そこからアフリア北部、アラブ諸国、南アジアを陸路で旅して、今はバンコクに滞在中だ。

 旅人というのは、今の日本社会では、はみ出し者であることが多い。後先を考えず、2年も旅に出るなどは、社会に適応できない欠陥商品の烙印を捺されるだろう。しかし、ヒロキさんの笑顔には何の迷いもなく、わが道を進んでいるという自信がみなぎっていた。
 仏頂面で満員電車に乗るサラリーマン連と、どっちが欠陥商品なのか解ったものじゃない。(1999年3月1日)


 当時僕よりも7つ歳上で、世界中から旅人が集まるカオサン・ロードでも、強烈なオーラを放っていた「さすらいの旅人」。明日、そのエピソードをもう少し書いてみたいと思います。
旅のすきま | comments (2) | trackbacks (0) admin

Comments

もん | 2006/04/22 09:55 PM
旅行者の話を聞くのも 旅の楽しみのヒトツですね♪
私は単純なので スグに感化されてしまうんですよね(笑)

エピソードの続き楽しみにしています
HARU | 2006/04/23 01:21 AM
旅先で出会って、そこで語り合うのって、なんであんなに楽しいんでしょうね。
旅をしているという、非日常性がそう感じさせるのでしょうか。
もんさんの旅先での出会いも、今度聞かせてください。

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