5.カメルツアーの影
2006.08.25 Friday

大きく傾いた太陽が、シェビの大砂丘にオレンジ色の日を注いでいる。見渡す限りの砂の原に時折風が吹き抜けて、サハラの峰の形を微かに変えていく。その緩やかにうねる砂の丘に、僕らを乗せた7頭のラクダの影が長く延びて、一歩また一歩と歩みを進めている。
メルズーガの宿で、ラクダツアーを斡旋しているというアリの車に乗って、僕はホテル・ロアジスまでやって来て、同ホテルのラクダツアーに参加したのだ。1泊2日で400ディラハム。苦労して奥地までたどり着いた甲斐あって、マラケシュやワルザザードあたりのツアーに参加するよりだいぶ安い。

日の入りに合わせて5時半に宿を出発した一行は、2時間かけて砂丘を歩き、ノマドのテントが張ってある窪地に到着した。案内の老人がさっそく一行の食事の仕度を始める。ツアーに参加したのは、フランス人が3人にベルギー人夫婦、かく言う日本人は僕と松本君の2人。
本日の夕食は、代表的モロッコ料理のタジンとアラビアパンだ。これにサラダとメロンのデザートがついて、砂漠ツアーにしては豪華な夕食である。

生きとし生ける者が近づくことのないサハラの大砂丘は、一切の物の音の絶えた、静寂が支配する世界だ。どこまでも青いマグレブの空と、永年太陽に灼かれて赤みを増した砂の景色が、多くの旅人の心を妖しく誘って止まない理由を知るには、やはり一見の必要があるのかもしれない。
サハラを見ずして、モロッコの真諦を味わうことはできない。

日の入りに合わせて5時半に宿を出発した一行は、2時間かけて砂丘を歩き、ノマドのテントが張ってある窪地に到着した。案内の老人がさっそく一行の食事の仕度を始める。ツアーに参加したのは、フランス人が3人にベルギー人夫婦、かく言う日本人は僕と松本君の2人。
本日の夕食は、代表的モロッコ料理のタジンとアラビアパンだ。これにサラダとメロンのデザートがついて、砂漠ツアーにしては豪華な夕食である。

生きとし生ける者が近づくことのないサハラの大砂丘は、一切の物の音の絶えた、静寂が支配する世界だ。どこまでも青いマグレブの空と、永年太陽に灼かれて赤みを増した砂の景色が、多くの旅人の心を妖しく誘って止まない理由を知るには、やはり一見の必要があるのかもしれない。
サハラを見ずして、モロッコの真諦を味わうことはできない。
Comments
なんて、なんて、なんて素敵な光景なんだろう。睦月はこういった風景をTVでしか見たことがない・・・。HARUさんは現地でその素晴らしさをめいっぱい体感してきたんですね。
どんなに体調を崩しても、過酷な旅でも・・・旅にはこういうご褒美が必ずある。だから少し無理してでもいろんな国を見てみたい・・そう思うのかな?
神秘・・まさにその単語がよく合うような気がしました。
ほとんどの生命の存在を拒否し、ただそこに雄大に広がる一面の黄金。
一歩間違えば死へとつながる場所でありながらも、多くの旅人を魅了してやまないその魅惑・・・。
なんて素晴らしいんだろう・・・。
今回の旅のハイライト、シェビの大砂丘の景色ははやっぱりきれいでしょう。
こういう色は日本にはないよね。
砂だけで出来た光景というのは、多様な自然がある日本からみるとあまりに対照的です。
睦月さんの言うとおり、こんな究極のものを見ることができるから、旅は止められないのです。
そして過酷な思いをするほど、その後には想像を超えた世界を体験できる。
今回の砂漠も、マラケシュあたりからツアーに参加する手もあったんだけど、それじゃ面白くない。
で、単独でバスと乗り合いタクシーに乗って、大砂丘の目の前まで行ったんす。
過酷な環境にある砂漠に行くのなら、自分も過酷な思いをしないとウソになるからね(笑)。
それも含めて、砂漠体験と言えると思う。
この神秘的な砂漠を、睦月さんにもいつか体験してほしいと思います。