バベル、本日公開へ
2007.04.28 Saturday

2007年アカデミー賞5部門にノミネート。菊池凛子が助演女優賞にノミネートされた本作品が、ついに日本公開へ。
モロッコのサハラ地域。羊の群を狙うジャッカルを追い払うため、父親から銃をもらった仲のよい兄弟。たがいに相手への不安を抱えながら、モロッコを旅行するアメリカ人夫婦。その夫婦の子供を預かっているメキシコ人の家政婦。そして、母親を失くし、その痛みを越えられないまま父と2人暮しを続ける聾者の日本人女子高生。モロッコ、アメリカ、メキシコ、東京という4つの時間軸が、一発の銃声をきっかけに複雑に絡まり合っていく。
疑心、憎しみ、苛立ち。言葉と人種の壁。人間が分かり合うためには、あまりに多くの「壁」があって、過ちを犯した後でなければ、解り合うことができない。人間はそもそも愚かな存在で、それを理解しなければ一人前の人間とは言えない…。

この作品の舞台となったモロッコのサハラ地域。シェビの大砂丘を目指した去年の9月に、物語の発端となったエルフード近郊をバスと車で通過した。全てを焼き尽くすような陽差しと熱風に、朦朧となりながら旅をした数日間。その道中、苛烈な環境でたくましく暮らす人々と出逢った。
圧倒的な自然の力を前にすれば、人間は無力で愚かな存在だ。彼らはそれをよく知っているのだろう。モロッコの旅は、これまでで最も“手強い”旅だった。
話題作『バベル』を観ながら、人間の弱さを思い知ったモロッコの旅がよみがえる。
疑心、憎しみ、苛立ち。言葉と人種の壁。人間が分かり合うためには、あまりに多くの「壁」があって、過ちを犯した後でなければ、解り合うことができない。人間はそもそも愚かな存在で、それを理解しなければ一人前の人間とは言えない…。

この作品の舞台となったモロッコのサハラ地域。シェビの大砂丘を目指した去年の9月に、物語の発端となったエルフード近郊をバスと車で通過した。全てを焼き尽くすような陽差しと熱風に、朦朧となりながら旅をした数日間。その道中、苛烈な環境でたくましく暮らす人々と出逢った。
圧倒的な自然の力を前にすれば、人間は無力で愚かな存在だ。彼らはそれをよく知っているのだろう。モロッコの旅は、これまでで最も“手強い”旅だった。
話題作『バベル』を観ながら、人間の弱さを思い知ったモロッコの旅がよみがえる。
Comments
HARUさん、初日でご覧になったのですね。
実際にモロッコに行かれたHARUさんの目にこの作品がどう映るのか・・大変気になっていました。
言葉にすることが難しい・・・そんな1作でした。でも、傑作だというその衝撃だけはすごく心に残っています。
さまざまな旅を重ねて、多くの人との出会いを経験したHARUさんだからこそ感じられる部分もありますよね。
この物語を旅で体感してきたHARUさんの言葉は・・・重みが違います。
そうそう、思いがけず初日の観賞でした(笑)。
この作品、確かに難解だよね。
「バベル」というタイトルでなかったら、どう解釈していいかわからない物語。ストーリーも全く知らずにいたために、バベルの塔があったというイラクのどこかが舞台になるのだと思っていました。で、観ていくうちに、そういう意味でつけたタイトルでないことに気がついたという(苦笑)。
外国を旅すると、まずぶつかるのが言葉の壁。英語でさえ苦手なのに、現地語しか通じないと、言葉の壁ってやっぱりあるなと実感する。
でもね、睦月さん。同時に感じるのは日本の信用力のすごさなんだ。多少ナメられることはあっても、危険人物視されたり理不尽な扱いをされたりすることはまずありえない。そういったことも、僕らはもっともっと知るべきだと思います。
ちょっとくせの強そうな映画を作る監督みたいですね。
シェビの大砂丘の写真の3枚目はすごくきれいですね。
15年前というと、『インドシナ』とか『リバー・ランズ・スルーイット』の出た頃ですね。
『バベル』は確かに“くせ”が強いけれど、デキのいい作品ですよ。
砂漠は誰が撮ってもきれいな写真が撮れると思います。
光が強いし、色が鮮やかだし。
とんぞーさんの腕なら、観る者をあっと言わせるような作品ができるんじゃないかな。