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橋本治著『上司は思いつきでものを言う』読後感

近頃よく売れている集英社新書『上司は思いつきでものを言う』を、思いつきで買ってきました。その前に読んでいたのが、何だか難しい本だったので、骨休めも兼ねてのチョイスです。

 上司の思いつき発言に振り回される部下は、世の中にたくさんいます。かく言う僕は、「今仕えている上司の発言は単なる思いつきでもないらしい」、ということが去年くらいに判って、あまり振り回されずに済んでいます。しかし、今後「思いつきでものを言う上司」にぶつかったり、自分が上司になったりするのは確実なのですから、その心理を考えるのも面白いと思います。
この本の中で著者が主張する、「上司が部下であるあなたの企画を“思いつき”で拒否した時、あなたは「その場で呆れる」べきだ」という考えは、実に卓見だと思いました。 
 「上司の面前で呆れる」ことは、「上司をバカにすること」につながるので、サラリーマンには中々できないことです。それをやってみるのは、確かに効果的な自己表現かも知れません。

 ちなみに、「上司に思いつき発言で拒否されたとき」、僕の場合は内心「しまった」という思いが先にきます。上司にはそれぞれツボがあって、それを読んだ上で企画を出せば、必ず通るはずだからです。突き返されたということは、そのツボを読み切れなかったということです。相手のツボを読んで、舞台で演じるようなつもりで立ち回るのが、会社で上手く泳ぐコツだと、僕は思っています。

 ところで、「上司が思いつきでものを言う」のは、部下を信頼していないから、である場合が多いのを忘れてはいけません。人を信頼して任せきるのは意外に難しいのです。信頼を自分で勝ち取って、常に相手を納得させるくらいになれば本物です。
「バカな上司だ」、と愚痴を言う前に、自分が「バカな部下」でないかに、思いを致すべきです。

 「バカな上司」に仕える自分が「賢い部下」であることが確かなら、大げさに呆れてみるのも、良いかもしれません
旅のすきま | comments (2) | trackbacks (0) admin

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