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故郷の酒

 いい米ときれいな水があるところには、旨い酒があるものです。日本の酒蔵は戦後だいぶ減ってしまいましたが、故郷月山の蔵はまだ健在。「一声」という銘柄で、創業から100年以上酒を造り続けています。最近代替わりして、若い蔵元が新しい酒造りに挑戦していると聞きました。
 蔵王を望む川沿いの平地の岡を上ったところにある大きな屋敷。このあたりで「上田屋」と呼ばれる酒蔵は、今も昔の「旦那衆」の風情をたたえています。戦前の貧しい時代には、一族郎党みなこの屋敷で起居をともにしたそうで、僕の祖母は、この酒蔵から嫁に行きました。もともと、それぞれの土地にある酒蔵は、地域の由緒ある家が担ってきたのです。

 あまり酒は飲めるほうではありませんが、ある時、利き酒講座に行ったことがありました。いろいろウンチクを聞いてみると、にわかに酒が解ったような気がして、地元に帰って祖父と晩酌をするのが楽しみになりました。山から採ってきた山菜や、漬物を肴にすれば、言うことはありません。

 今やどこにいても日本中の酒が飲めますが、地元に帰ったら地元の酒に限ります。今日も「一声」で一杯やりながら、祖父と二人で語り合いたいと思います。
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