春爛漫のふるさと
2009.05.08 Friday

GW中は、第2子出産報告と祖父母の顔を見に山形へ帰省しました。
出産直後の妻と子供たちはさすがにムリなので、今回は1人での帰省です。弟の車に便乗して早朝3時に出発。まず常磐道を北上し、磐越道を福島へ。その後東北道を仙台へ向かい、最後は山形道を西へ向かいました。
早朝の出発にかかわらず、福島付近で十数?の渋滞に遭遇。関東から計6時間強の旅ですが、さすがに疲れました。

さて、我がふるさとは今、春爛漫。桜は例年より早く、1週間ほど前に終わっていましたが、野には様々な花が咲いていました。山の色もうっすらと若葉色に染まって、この時期が一番きれいです。

家庭の食卓には、すでに名物の山菜が登場。この冬は雪がめっぽう少なかったので、春の訪れも少し早いようです。子供の頃は、アクが強くて食えたものじゃなかった山菜は、この歳になると何よりのごちそう。歳をとるのも悪いことばかりじゃありません。

自然の中で暮らす田舎の生活は、若い頃は退屈かもしれません。けれど、一度ふるさとを離れて都会に住んでみると、その良さが分かります。都会生活を抜け出て田舎へ帰ると、普段目にしている都会の風景に、ふと違和感を覚えます。
発展途上と言われる国々を旅している時、豊かになりすぎた日本の生活が異常なんだと気がつくように。
だからと言って、今の暮らしを昔に戻せという、単純なものではありません。
できてしまったものは、できなかった昔には戻せないのです。
ただ、今の暮らしの環境を当たり前にせずに、時々立ち止まることも大事かな、と。田舎育ちの身としても旅人としても、そうした感覚を大事にしたいと思います。

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